menu.50「春咲く握り寿司」
2016年3月4日
おはようございます。
今年の冬はお寒うございましたねぇ…無事に桃の節句も過ぎ、春を司る佐保姫様もお喜びのようですよ?
さて、佐保姫様にお届けする為の「春のお食事」なのですが、今回は少し意外な物にしてみたのです。
喫茶店でお寿司と言うのも何だか妙ではありますが…。
もし、よろしければご試食頂けますか?
春の香りとともに川を上ってくる「桃色鮭」をネタに使い、春菊(はるぎく)の花を絞ったエッセンスを混ぜて炊きあげた米を使った酢飯で握ってみました。
桃色鮭の身はほぐれやすく甘みがあり、女性に人気と伺います。
酢飯の方も出来るだけ柔らかい味になる様に、事前に春菊のエッセンスを混ぜておいたお酢を少しずつ少しずつ合わせ、ゆっくりと時間を掛けて混ぜたものです。
ちなみに春菊のエッセンスは、春めいてくると柔らかな香りとともに花の形に見える光を呼び込むので良く春先のおめでたい席などで使われるのですよ。
若干、乙女趣味過ぎるか?とは思いましたが…まぁ、姫様もお年頃の乙女御ですので、良しと云うことで…。
あのお優しい姫様のイメージに合わせてワタシなりに見繕ってみたのですが、乙女心は今一つ判らないので仲々苦戦しました(苦笑)。
実は、おいしい春茶もございますよ?
さぁどうぞ召し上がって下さいませね。