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menu.11「TO-KE-I」

この時計の形をしている物は我々の世界とは接点が殆ど無く、時おり希少なタイミングで発見される植物「マネモネ」の一種「ウソトケイ」の実なのですよ。
…植物には見えないでしょう?
琥珀色の中に溶けていく様は興味深うございますね。
このお飲み物には、時の街名産の素材を贅沢に使ってございます。
この程よい香りを愉しみながら、見慣れた形に似た物が崩れながら奏でる「刻(とき)」のささやきに耳を傾けるのも一興かと存じます。

店主 敬白

「TO-KE-I」レシピ:
リキュール「惜しまずの時」:2/3グラス
砂時計草の絞り汁:適量
融け去る思い:数ダッシュ
ウソトケイの実:1個

発泡性のリキュールなので、泡が大量に出ない様に注意しつつ軽くステア。
色が琥珀色に変わったら、そっとウソトケイの実を落とし込む。

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「ウソトケイ」
平行植物の1つ、マネモネの一種。
花は咲かず、いきなり実が出来上がってくる様は実に興味深い。
しかし、手で触れようとするとベルに似た大きな音をさせながら瞬時に枯れてしまうので、扱いには細心の注意が必要である。
何故かアルコール類に非常に弱く、実は入れるとゆっくりと溶け崩れていくがその際に出す音が、さも時計のカチカチと言う音に酷似していることも「時計」の名の由来になっている。
滅多に我々の世界に現れることの無い希有な植物なので、発見した時は平行植物研究学会にご一報頂きたい、との事である。

#勝手に平行植物に加えちゃった(^^;;←おい

「平行植物」とは(wikipediaより抜粋)
レオ・レオニの同名の著作に登場する架空の植物群である。「時空のあわいに棲み、われらの知覚を退ける植物群」と定義される。
幻想博物誌の類、鼻行類のような架空の生物の系譜に属する。
本稿における平行植物に関する事柄・品種名・団体名・人名などは、すべてレオニによるフィクションである。

 

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