長い冬を越え、少しずつ暖かみのある風が吹き始める時期となりました。
本格的な春もすぐに訪れるのでしょう。

春の訪れの前に、吹き荒れる嵐は冬の精霊達の置き土産。
厳しい冬を忘れ去り暖かな春にうつつを抜かすなかれ。また訪れるのだから。
…とでも言わんばかりの手厳しい物ですが。

ようやく花開きながらも冬と春の境目を覆い隠すように舞う、薄桃色の花びら。
春告げる女神・佐保媛が微笑む春はもう貴方のそばに。

「桜嵐」レシピ
リキュール「櫻花」
四季告ぐる郷産ソーダ「冬の名残」
春色エッセンス「あわ色桜」

リキュールをグラス半分ほどを注ぎ入れ、次にグラス７分目位になる様にソーダを注ぎます。
さらにエッセンスを数ダッシュ、マドラーでゆっくりとステアし最後に砂糖漬けにした桜の花びらを浮かせます。

かすかに染みる様なピリリとした辛みに過ぎゆく冬の厳しさを、そしてそれを包み込むように口の中に広がる柔らかな甘みに春を感じて頂ければ幸いでございます。をどうぞお楽しみ下さいませ。
四季を司る精霊が住まうと言う郷から取り寄せた特別なエッセンスから漂う桜の花の香りが、お客様のお口に合えば幸いでございます。
ー 店主敬白 ー